トレーリングストップ的な資金管理 [一般知識]

トレードで、含み益の増加とともに損切りラインを切り上げていく「トレーリングストップ」という手法がありますよね。それと同様な考え方を資金管理に取り入れることで、安全な資産運用を行うことができます。


例えば、資金が3倍に増えるまでは単利運用を行います。この時、利益は元の資金の2倍ありますね。ここからは、総利益の50%を上限として複利運用を行います。


これなら、投入資金の全額が吹っ飛んでも、それ以前に稼いだ利益の半分は残ります。そもそも、長期的に優位性があると思われる戦略でトレードをしているはずなので、投入資金の全額が吹っ飛ぶなどということはまず起こらないでしょう。


上記の例はかなり安全を見込んだやり方です。そのために、資金が増える速度を犠牲にしています。


しかし、それ以上のメリットがあるのです。仮に100年に1度の突発的事態が発生しても破産する事はありません。なぜなら、利益部分の半額しか投入していないからです。


安全性と資金効率のバランスについては、各個人の考え方や好みに応じて調節すればよいと思いますが、投入資金の全額が吹っ飛んでも致命的なことにはならない手法は重要でしょう。

 


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