バイナリーオプションの光と影 [バイナリーオプション]
バイナリーオプションは近未来の相場が上下どちらに動いているかを予想する“ゲーム”です。まさに、“くじ”感覚です。
資金的にも100円からエントリーできたりして、思いっきり“フレンドリー”なんですね。ちょっとしたお小遣いで始められます。
でも、よくよく考えて欲しいんですが、お小遣い感覚で実践している限り、1回1回の利益はお小遣いレベルなんですね。当たり前ですよね。
利益を大きくしたいのであれば、次のうちのいずれか(もしくは両方)を行わなければなりません。
① エントリーの回数を増やす
② エントリーの金額を増やす
バイナリーオプションをお小遣い感覚で始めた当初から②を行うと破産してしまいます。利益が蓄積して、資金が十分増えてからでないと、②はできません。
一方、①は初めからできますね。少額から気楽にバイナリーオプションを始めた場合は、当面、①に集中することになります。
バイナリーオプションって何だ? [バイナリーオプション]
いま、あまりリスクを取らずに投資を始めてみたいのであれば、バイナリーオプションがお勧めです。
バイナリーオプションは2009年頃に日本に入ってきて、今年になってから一気に注目されるようになった投資種目です。
為替相場や日経225、商品相場などいろいろな相場で、値が上がるか下がるかを当てるだけの種目です。一見、投資と言うよりは「くじ」などのギャンブルみたいですが、戦略があれば確実に勝てる点でやはり投資です。
バイナリーオプションの特徴は、
■ エントリーするだけで、エグジットは必要ない。
■ 早ければ5分後、遅くとも翌日には勝敗が決まる。
■ リスクが小さい。
■ 手数料、スリッページがない。
となっています。ローリスク、ミドルリターン狙いの投資種目となっています。
ユーザがポートフォリオを作れる自動売買ソフト [システムトレード]
自動売買ソフトというと、従来、ユーザは与えられたシステムをただ運用するだけ、というイメージが強いですね。
そんななかで、ユーザがかなり自由にカスタマイズできる自動売買ソフトもあります。ただ、絶対的な販売件数の関係から、FXの分野がやはり多いです。
例えば、世界的に有名なシステムでは、ZuluTradeがあります。登録済みの4,000人を超えるトレーダーから有望な人を選んでポートフォリオを組むような形になります。
また、Trading-Rushのように、成績の良い200個のEAのなかから好きなものを選んでポートフォリオを作るタイプのシステムもあります。
いずれにしても、この手の自動売買ソフトでは、トレーダーやEAを評価する目と、ポートフォリオを構成するスキルが運用成績を大幅に左右します。
プロに相乗りする投資法 [一般知識]
プロトレーダーに“相乗り”する投資法があります。
プロトレーダーの売買情報をリアルタイムに配信してもらい、それと同じように売買するわけです。
これを人手で行うとタイムラグが大きくなるし不正確なので、自動で証券会社への注文まで行うようにします。
こうなると、FXに投資するとかいうよりも、そのプロトレーダーに投資するような感じですね。
自分の裁量では勝てないとか、何らかの理由でEAによる自動売買がイヤな人には、1つの選択肢になるかもしれません。
ブックメーカー投資のリスク [アービトラージ]
ブックメーカー投資は勝率100%です。必ず、勝てるんですね。ちゃんと、理屈どおりに賭けることができればの話ですが・・・。
ブックメーカー投資で損する要因とは、
① 注文ミス
② 両建てにならなかった
が多いようです。
まあ、①は当たりまえですよね。
②は両建ての片方をブックメーカー側にキャンセルされた場合に発生します。これはブックメーカーの選択法でかなり避けられるようです。
これら以外に、投資に常に付きまとう「信用リスク」の問題もあります。要するに、資金を引き出せなくなるリスクです。これもブックメーカーの選択で対処する事になります。(→ 「スリーミニッツキャッシュ」)
カーブフィッティング [システムトレード]
システムトレードで優れた売買ロジックを開発しようとするときに立ちはだかるのが「カーブフィッティング」です。
カーブフィッティングとは、過去のデータに最適化しすぎることで、実戦で機能しないシステムが出来上がる最大の要因です。
カーブフィッティングに陥っているかどうかを見分けるのは容易ではありません。売買ロジックを開発している本人でもわかりにくいので、ましてや、出来上がったシステムを購入するユーザが見分けるのは困難です。
それでも、ある程度は察知する事が可能です。
危険な1つのパターンは、パフォーマンスが良過ぎる場合です。プロフィットファクターが3.0を大幅に超えているとか、最大ドローダウンが2~3%の場合には、慎重に判断した方がよいでしょう。(このようなパフォーマンスのシステム全てがカーブフィッティングというわけではありません。)
最終的には、フォワードテスト(実戦運用)の結果を見て判断することになります。
複利運用できる投資手法とは [一般知識]
投資で大きな資産を作るためには、どうしても複利の力を利用せざるを得ないでしょう。ところが、複利運用は“諸刃の剣”という面があって、不用意に行うと大きく損することもあるのです。
つまり、一般的にはハイリスク・ハイリターンの運用方法なんですね。
銀行預金の複利運用しか経験無い人には“ピンと来ない”かもしれません。銀行預金は、損する事はまず無いだろうと皆思って預けていますから。
でも、ここにヒントがあります。あまり、損をしない投資手法なら同じ感覚で複利運用できるんですね。要するに、運用成績の安定した投資手法です。
大きく損が拡大する事のない方法、システムトレードの言葉で言えばドローダウンの小さな方法なら良いわけです。あくまで個人的な感覚ですが、最大ドローダウンが数%なら良いのではないかと思います。
トレーリングストップ的な資金管理 [一般知識]
トレードで、含み益の増加とともに損切りラインを切り上げていく「トレーリングストップ」という手法がありますよね。それと同様な考え方を資金管理に取り入れることで、安全な資産運用を行うことができます。
例えば、資金が3倍に増えるまでは単利運用を行います。この時、利益は元の資金の2倍ありますね。ここからは、総利益の50%を上限として複利運用を行います。
これなら、投入資金の全額が吹っ飛んでも、それ以前に稼いだ利益の半分は残ります。そもそも、長期的に優位性があると思われる戦略でトレードをしているはずなので、投入資金の全額が吹っ飛ぶなどということはまず起こらないでしょう。
上記の例はかなり安全を見込んだやり方です。そのために、資金が増える速度を犠牲にしています。
しかし、それ以上のメリットがあるのです。仮に100年に1度の突発的事態が発生しても破産する事はありません。なぜなら、利益部分の半額しか投入していないからです。
安全性と資金効率のバランスについては、各個人の考え方や好みに応じて調節すればよいと思いますが、投入資金の全額が吹っ飛んでも致命的なことにはならない手法は重要でしょう。
日経225先物の分散投資 [日経225先物]
しかし、異なる戦略に資金を分散投入することならできますね。例えば・・・
● トレンドを追いかける戦略とレンジ相場をとる戦略
● トレンドフォロワーの戦略とカウンタートレードの戦略
● 異なる時間軸の戦略
異なる時間軸とは、例えば、5分足と30分足と日足みたいな関係のことです。異なる時間軸それぞれの戦略でポジションを持つと、しばしば、逆方向のポジション(ロングとショート)を同時に持つことになります。これは、リスクを回避するのにも役立ちます。
ブックメーカー投資 [アービトラージ]
どれくらい大規模かと言うと、「ブックメーカー」と呼ばれる胴元の数が2,000社とも3,000社とも言われています。対象とする競技の種類も数百種にのぼり、そもそも、スポーツ以外の「天候」や「選挙結果」などあらゆることが賭けの対象となります。
これをこのまま行ったのでは単なるギャンブルですが、上手く両建て(アービトラージ、裁定取引)すると、原理的に必ず勝てる「投資」に大変身します。
重要なポイントは次の2点。
■ 同じ試合でもブックメーカーごとにオッズ(掛け率、配当率)が異なる
■ エントリーした時点でのオッズが適用される
日本の競馬などの常識からすると、2番目のポイントは信じられないかもしれません。勝率が100%になるのも、まさにこの決まりがあるからです。ブックメーカー投資については、「スリーミニッツキャッシュ」などが参考になります。